GONTEXの仲間でもあるサポート選手たちについて知ってもらいたいという趣向で始まるこのインタビュー今回はトレイルランナー安ヶ平選手とお届けしていきます。(プロフィール末尾記載)
それではここからインタビューの内容をお送りいたします。
#stayhome
GONTEXハッタリ君「こんにちは。今日はよろしくお願いいたします。」
よろしくお願いします。
「今回北海道やスカイランニングでの活躍の話など聞ければ嬉しいです。」
トレランとの出会いは?
中学生のころから陸上競技を北海道で行っていて高校3年生で引退した後に受験の息抜きで気軽に「北海道アウトドアフェスティバルルスツ」15kmにエントリーしたんですが、15kmならまぁ大丈夫でしょという感じで出たんですが、案の定陸上競技とは全く違ってすごいきつかったんです。二度と出るもんかなんて思って走っていました。ただきついながら優勝できたときに複勝で物をいっぱい貰えることに感動して陸上のメダルだけもらえることと比較してすごくいいなってなりました笑
「確かにトレランは結構もらえますよね」
そのあと大学で続けていた陸上では、部活内での人間関係の不都合で走り続けていられる環境ではなくなり「もっと自由に高みを目指して走りたい」と思って退部しました。そのあとも個人で走ることを続けていてその中で2017年のある大会で反中選手(Salomon)と出会い、競技としてのトレイルの世界を知ってのめりこんでいったような流れです。
「だと初めてからだと6年くらいたっているんですね。結構長いですよね。トレランの豪華賞品につられてから。」
やましい気持ちから始めてしまいました笑」
「最初はそれでもいいと思います笑
トレランの魅力や好きなところはどこだと思いますか
ひとことでいうと唯一無二の自然を駆ける楽しさとかで、同じ風景/地形の場所ってこの地球にないじゃないですか?そこを楽しむというか、体全身で楽しむ感じが好きです。「地球で生きてるわー」って山に行くたび思ってます。
「言葉がうまいですね。でもほんとそうですよね。」
ほんとに山に言う度に言葉に出してます。
好きなフィールドはありますか?
フィールドでいうなら春夏秋冬楽しめる北海道の山が大好きです。北海道の山の表情が大好きなんです。
「ちなみに山の名前というかもっと限定的にここだって場所はありますか?」
それでだと。。。最近は日高山脈に取りつかれてますね。熊も多いんですが
「それはほんとに気を付けてください。。。」
思いでのあるレースなどはありますか?
それだと、、、初めての道外レースだったハセツネ30kです。2年前だと思うんですが、そこで6位入賞いたことが道外でも戦えるのかもと感じたレースですし、ああいった強い選手ハイスピードでバチバチ戦えたこともすごく印象的です。
「そうなんですね。」
それに春のレースということもあってその1年の開幕というかモチベーションを上げてくれるレースですね。あと2年連続転んでて毎回流血しながらゴールしてるのもすごい覚えてます笑
「そのほかにもなにか大会ありますか?」
はい。スカイランニングユース選考レースの尾瀬岩倉ですね。秋の大会だったんですが実はその時期、卒論の大変な時期と完全にかぶっていてでも日本代表選考も年齢的にラストチャンスだったので本当にどうしようどうしようと夏から思い詰めていました。寿命1年減ったんじゃないかというくらい追い込みました笑 そのくらい卒論もレースへの準備も頑張った結果それまでのベスト中のベストっていうくらいの結果が出せたので「あぁこれが全力を出すってことなんだなぁ」なんて思いもありすごく覚えています
トレランポリシーやスタイルはありますか?
挑戦し続けること、戦うときは自分至上最高の自分で戦うこと。あとは失敗しても負けてもあきらめないこと、やらない後悔をしない事、出会いを大事にすること、ですかね。
「すごい強いですね。こんなにすぐこの質問に明確に答えた方は初めてです。」
でもこれ実は陸上で走り出した時からこのルールなんです。中学時代からの決まりなのである意味でずっと初心なんです。でも最終的に人間なのでだらけるときもありますけどね笑 大会なければ太っちゃいますしだらしないときもありますが、やる時は時間もお金も惜しまずかけてそれを徹底します笑。
「そりゃそうですね笑」
それこそ高校の時なんてロッカーの生き方みたいに、30歳で死んでもいい!くらいの勢いで生きてやるなんて思ってました。笑 でも今はもう少し長続きする方法でやろうと思ってます。これやったら楽しいかも面白いかもってことを見つけては挑戦していきます。
「ちなみにポリシーをもつきかけはあったんでしょうか。」
実は中学1年の頃に受けた嫌がらせとか居場所がない事に対する憎悪とかそんな感情をぶつけるために中学2年になる時走ることを始めたんです。練習嫌いで入らなっかったんですけどね笑。
「でもそこで踏み出すのはすごいです。」
初めて出た大会ではほとんど下位の方で最初からずっと挑戦者だったんです。なのでその気持ちを大事にしている感じですね。上には上にいるという感覚が最後の踏ん張りなどにもつながります。
「あとはウェアとかのこだわりはありますか?」
えーと、それでいうと好きな色を着る、とかですかね。でもこの間「高いものがいいみたいな感じないよね」といわれて、確かに私、ホームセンターの軍手を使っていたり、世界選手権の時もSUUNTOのバンドが切れていて輪ゴムで止めて出てました笑 時計としては機能していたのでそれでいいかなって。みんなに突っ込まれましたけど。物を大事にというかそういう感覚が大事だと思ってます。
思い入れのあるギアはありますか?
忖度なしでも本当にGONTEXなんです!!!!!
「言わせてるみたいになっちゃうんでいいんですが。うれしいです。」
ほんとにそうなんです。あるのとないのでは本当に違うので。大会でも練習でも本当に良くて使うと翌日以降のダメージが少ないんです。ダメージが少なければ回復も早いのでそれだけ練習できるんです。そういう意味で練習→回復→練習のサイクルが早くなって結果パフォーマンスアップにつながるんです。
「その言い回し良いですね。うれしいです。」
それに足首のテープあれは神ですよ!あれ巻くだけで本当にあしくびの安心感がちがいます。後半ののぼりの踏み込みも全然違うので無しではもう大会でられないくらいです。
「なんだかありがとうございます。」
トレランを通して今後発信したいことなどありますか?
それこそ地域との共生とかっていうのをもっと進められればと思います。このあいだ手稲山を走っていたらハイカーの方とすれ違いざま世間話をした流れでSNSをフォローいただいたんです。その流れからお仲間の方々へと、私の活動のことやトレイルランニング/スカイランニングについて伝わったことがあって、そんなことからも挨拶1つやそういったつながりみたいなものが大事だなぁと思っています。
「それはすごい幸せなお話ですね。」
あとは北海道って離島というせいなのか、まるで海外のようで、北海道ならではのトレラン文化や山の特色などがあまり知られていないのではないかと思っています。でも、私の周りにはすごい方もいて、そういった方がたをはじめ北海道ならではの物などを発信するのが私を育ててくれた北海道の人や大地への恩返しかなと思っています。
「素晴らしいですね。単純に自分も北海道のこと知りたいです。」
コロナのこの時期だからこそ何か一言ありましたらお願いいたします。
まずやれる準備は全部してっていうのはありますが、まずコロナにかからない事ですね。当たり前ですが、それで花を咲かせるのではなくコツコツとしたにしたに根を伸ばすような努力をしていければと思います。
「素敵な表現ですね。」
ありがとうございます。でもほんとに焦らずにできることをできる範囲でやるのがいいのかなって思っています。
「本当にそうですね。改めて本日はありがとうございました。とっても楽しいインタビューでした。」
こちらこそありがとうございました。
以上
安ヶ平 萌子選手プロフィール(insta@yasu_moe8e)
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