Home / インフォメーション / 『山を好きでいる事。あとはワクワクを忘れない事』契約選手インタビューVol.3柿本恵理

 

GONTEXの仲間でもあるサポート選手たちについて知ってもらいたいという趣向で始まるこのインタビューの3回目はトレイルランナー柿本選手とお届けしていきます。(プロフィール末尾記載)

インタビュー中も笑顔を絶やさない柿本選手とのインタビューの楽しい雰囲気が伝わればうれしいです。
それではここからインタビューの内容をお送りいたします。
#stayhome

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 GONTEXハッタリ君「こんばんは。今日はよろしくお願いいたします。」

よろしくお願いします。

「お出しする前に事前に質問リストを教えてほしいってお願いされたのは柿本さんが初めてだったので今回期待しています笑」

いやいやこういうの慣れてないので準備してきました笑

 

トレランとの出会いは?

トレランとの出会いは。。。(ガサゴソ)。。。

「ちゃんと書いてあるんですね笑」

そうなんですよ笑

「準備万端ですね。では出会いはどんな形でしたか?」

もともとフルマラソンというかロードを走っていたんですが、3.4年くらいまえに知人の方に「スカイランニングのユース日本代表目指せば?」といわれたのがきっかけです。年齢的に残りのチャンスは2回っていう年齢でした。

「最初から代表狙いだなんてすごい」

そうなんですよ。登山もしたことなかったのに興味本位で始めてみたんです

「ちなみにユースは2回とも行けたんですか?1回行かれてることは確実に覚えているんですが。」

そこなんですけどー1回しかいけなかったんですよー・・・1回目の時に負けちゃいました。それが後で出る悔しかったレースなんですけど笑

「では後でお聞きします笑 ちなみに初トレイルはどこに行ったんですか?」

高尾ですね。6号路だと思います。最後脚がくがくしながら下ったのを覚えています笑

「最初はみんなそうですよね。高尾からというのも足ガクガクも」

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トレランの好きなところ・魅力はどこですか?

まずはよく言いますけど景色ですね。あとはわくわくするところですね。それこそこのインタビューを良いタイミングになんで私が走るのかをちょっと改めて考えてみたんです笑

「改めて聞かれないとなかなか考えないし言葉にしないですよね。笑」

わくわくすること。。。。ランニングってわくわくするんです。その日のコンディションや調子でコースも決めずに走るのが楽しいのですごく好きなんです。そして山はそのわくわくの塊みたいなところあると思っていてすごく好きなんです。

「トレランに限らずそういうものが好きでその1つの大きいものとしてトレランもあるという感じですかね。ではつらさが好きとかよりも気持ちよく走り続ける感じが好きなんでしょうか」

あっでもそのつらさの先の達成感みたいなのも大好きです笑 のぼりでもう二度とやるかなんて思っていたのに展望見て下りで気持ちよく走ったら忘れちゃいます笑

(※柿本選手この時ほんとに楽しそうにしゃべっていらっしゃいました)

 

思い出のトレイルはありますか?

「まずは単純に好きなフィールドってありますか?」

えー。。アルプス!

「ですよね笑 山好きが伝わってきます。そしたら思い出のあるレースはありますか?」

思い出。。上田バーティカル2017です。

「例の悔しいやつですね笑」

トレイルというかスカイというかそれは置いておいて、ウェーブスタートなので抜かれれば絶対負けみたいな状態で後ろから抜かれて苦しくて、悔しくて5kmを1時間かけて悔しいと思いながら走って本当にきつかったです。

「それは絶対に悔しいですね。ちなみに上田は何レース目だったんですか?」

多分3レース目です。

「3レース目で選考レースですか笑 そしたら逆に1番うれしかったのはどこのレースでしょうか。」

黒姫ですね。ショートだったんですが初めて優勝した大会ですごくうれしかったの覚えています。それがほんとにはまったきっかけでもあるかもしれません。

「ちなみに今まで何レースくらい出てますか?」

いや結構出てますよ。笑 それこそ2年前なんて出てないと不安で狙う大会とかそういう状態じゃなかったです。出て結果出さないと数こなさないとって。

「もうレースが練習の勢いですね。」

いやほんとそうでした

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トレランのポリシーとかスタイルとかはありますか?

一番大切にしているのは山を好きでいる事。あとはワクワクを忘れない事。実は1年半前に大きな捻挫をしてから、負の連鎖に入っちゃったんです。結局それがきっかけで手術する事にもなって。〝いつ怪我してもおかしくないフィールドで走ってるよね〟〝危険しかないよね〟みたいな…。大好きだった下りも、共振が強く以前の様に走れなくなってしまったんです。

「そこまでだったんですね。」

いやそれこそトレランが嫌いになる勢いでした。このままやってたらどうせ大けがして山にも行けなくなる。なんて思っていました。そこで、嫌いにならないために登山を始めたりと山を好きでいるために工夫していました。

「そこから登山始めたんですね。驚きです。」

ただ今思えばケガでフィールドを離れた結果、自分を見つめなおす時間が持てるようになったので、まぁよかったのかななんて思っています。

「確かにそういう時期も必要な場合もありますよね、むしろそういう風に持っていけるのが素晴らしいと思います。ちなみにウェアとかでこだわりはありますか?」

そこまでないんですが、見える部分には結構こだわっていて髪型とかそれこそ化粧はそんなしないですけど整えたりとかってのは、美容っていうような部分は気を付けようと思っています。

「見え方は大事ですよね」

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思い出のギアってありますか

ログFKTですね(即答)

「おぉそうなんですね!」

なくなるって聞いたときは在庫で何足かもらえないか聞いたくらいです笑

「初シューズだからとかですか?」

いや初シューズはバハダ2なのでそれも好きなんですがログFKTの方に思い入れがありますね。

 

トレランを通じて今後行っていきたいことなどありますか?

これ私なんかが言っていい事か分からないですけど…実は美容にすごくこだわっているんです。山って紫外線が多いじゃないですか?本当に肌へのダメージって、すごいんですよ。美容と美白にはこだわっているので、悩んでいる人達や、そういうのあまり気にしない男性とかにも発信できたらなって密かに思っています。美容全般的に!

「確かにいないかもしれませんねそういう選手。すごくいいと思います!」

楽しくてこだわっているのでぜひどこかのタイミングで 発信してみたいです。その時のために肌移りのいい写真を選んだりしてます笑

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これを読んでくれているトレイルランナーの方々に何かコメントいただけますか?

多分誰しもが壁に当たって、乗り越えたり乗り越えなかったりしたと思います。というのも、最近転職をしまして。色々悩んでいるときに頂いた助言の一つに『準備』という言葉が一番心に残っていて。その人は私に「自分に足りないものに対しては全て準備が必要だ。しっかりと準備をしていたら、あなたは悩み、立ち止まった時、その壁を乗り越えられたはずだ。」と言ったんです。当時は何言ってるんだって思ったんですけど笑 転職をして環境も変わり、手術をして、リハビリをして自分と向き合う時間が多くなって思ったんです。〝あぁ、あの時逃げずに乗り越えるべきだった〟って。トレランにもそれは通じていて。私は同じ後悔をしないように、準備をしなくてはいけないと思っています。今って仲間と会えなくて、大会もなくてつまんないですよね。でも、こんなに時間を自分の為に使える時って人生においてあまり無いことだし、案外1人って、贅沢で自由で、悪くないんですよね。何事も捉え方ひとつで見える世界は変わるし、私の人生も今その人の言葉で救われているので。だから今は、いつか走れる日が来た時に、自信を持って走るための『準備』の時間なんだって前向きに過ごせたらいいなって思ってます。

以上

柿本 恵理選手プロフィール(insta@eriskull0302

トレイルランナー
契約/サプライヤーメーカー
Columbia montrail/MADALIST/GreenField/Garmin/GO TODAY シェアサロン/GONTEX

アイキャッチ写真:photographer山本遼(insta @ryo_04

 

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このコラムに参加いただいているすべての選手に感謝いたします。
コロナの影響で自粛を続ける世界に少しでも楽しい情報を発信できていればうれしいです。
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