GONTEXの仲間でもあるサポート選手たちについて知ってもらいたいという趣向で始まるこのインタビューの初回はトレイランナーでもあり治療家でもある岩井選手。(プロフィール末尾記載)
気さくでさわやかなTHE好青年の岩井選手の中にある熱さも感じてもらえればと思います。
それではここからインタビューの内容をお送りいたします。
#stayhome
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GONTEXハッタリ君「こんにちは。今日はよろしくお願いいたします。知らない中じゃないのに改めて話すと緊張しますね。」
よろしくお願いします。そうですね。
「今回は岩井選手のこれまでの活躍などだけでなく知ってる人も多いかもしれないけど改めて基本的なところから深く聞ければと思っています。」
トレランとの出会いは?
もともとサッカーをしていました。その時のつながりで知り合った若葉台接骨院院長の服部 進先生が行っていてその先生に朝4時ごろに連れられて行ったのがトレランとの出会いでした。
「なかなか面白いスタートですよね。また4時じゃ大会より早いじゃないですか。ちなみにどこのトレイルだったんですか?」
高尾山ですね。って言ってもほんとマイナーな場所に連れていかれました笑 それがきっかけでほんとの山を走る楽しさ/非現実的な感覚/怖さ にはまってしまいました。最初から危険だなと思いながらハマりました笑
「そうですよね、ケガの人数だけでいえばサッカーのほうが多いだろうけど命の危険とかは感じないですもんね。」
それこそ朝4時はまだまだ暗くて余計に怖かったです。5年位前なのでライトも今ほど優秀なものは多くなかったので特に暗く感じて怖かった思い出です。
「そこからは少し趣味でって感じですかね。」
そうですね。院長に早朝連れられて行く趣味になってました。
トレランの好きなところは何ですか?
基本的に苦しいのが好きなんで。
「。。。はい。」
なので登りのあのつらい感じというかあの感じ。乳酸の向こう側に行く感じが好きで。景色がいいとかいう方もいますが、僕の場合には苦しさがメインなんです笑
「変態ですね。」
はい。
「。。。」
もちろんその耐えきった先の気持ちい下りも好きですよ。景色も嫌いなわけではないですからね
好きなレースはありますか?
SPAトレイルですね。GONTEXも鏑木選手も関わっているというのももちろんありますが、やっぱりあの階段です。あの階段の脚の終わらせられる感じが大好きです。それ以外にもコースそのものもバリエーションに富んでて最高です。鏑木さんの想いを感じます。
「階段。。。ですか。」
今まで出たレースで思い出のレースはありますか?
「今のはレースの評価につながるものだったと思いますが単純に思い出深いレースはありますか?」
トレラン参戦2回目に出た美ヶ原ですね。その時であった谷選手とは今でも交流が続いていて2人ともトレランで頑張っている続いてる感じが感慨深いですし、当時レース中に話した内容も印象的で本当にトレランを本気でやってみたいと思わせてくれた思い出のレースですね。ちなみに谷君は15位以内に入らないと望月さんに怒られると言ってたのが印象的です。あと、前半調子よくて2戦目のくせに「ちょろいな」なんて考えてしまってて最後の30kmでトレランの奥深さを思い知らされたことも思い出の1つです。
思い入れのあるギアってありますか?
「テーピング忖度なしで今までで思いでのギアってありますか?」
サロモンのシューズですね。SLABのセンス5だったと思います。初めて履いた時にこんな薄い靴でいいの?って思いながら履いたんですが山に行ったらこんな最高なのかと感動したことをすごく覚えていて今ではこういう形でかかわって履かせていただくくらいに大好きなギアです
トレランスタイルとかポリシーみたいのものはありますか?
とにかく今は趣味じゃなく競技思考でほぼプロという形でやらせていただいているので、正直楽しむ余裕みたいなものはないです。勝ち負けにこだわる、というのがポリシーかもしれません。
「ある意味勝ち負けを楽しむっていう感じでしょうか。そのほかにウェアの着こなしなどのポリシーとかもありますか?」
そうですね。。。それでいうと30km-40kmくらいのレースなら水をほとんど飲まないので水は必携の量のみで腰ベルトでなるべく行きたいと思ってます。もちろん全員に推奨しないですしあくまで僕はと思ってます。
「ツイッターとかでも話題になるよね。あいつ持ってないんじゃないかって笑 いつも横で見て持っていること知っているしそんなしょうもない失格しないでほしいって伝えているのでわかるんだけど、そんな僕から見ても持ってないように見えるくらいコンパクトに収納されてますよね。」
出てみたい大会はありますか?
ゼガマですね。サロモンゴールデンシリーズでもあるし、あの舞台で戦ってみたいです。あの応援の中で走ることは日本では味わえない規模感があると思ってます。
「あまり日本では聞かない大会ですよね。そしたら今のは競技思考のさきのある意味ターゲットにする出てみたい大会だと思うんですが、単純に面白そうとかそんなものでいいので出てみたいっていうレースはありますか?」
UTMFですね。
「UTMBじゃなくて」
「UTMFですね。長い距離のレースで日本なら出ておかないと。今後長い距離もやってみたいので是非出てみたいと思ってます。」
これからトレイルランナーとして行ってきたいプランなどありますか?
まずはトレイルランニングでどこまで行けるかを試したいです。ゼガマももちろん出たいです。今年は目標にしていたレースが軒並みこの事態で中止になってしまっているので出られるレースでしっかり結果出していきたいです。あとは、繰り返しになっちゃいますがロングディスタンスですね。あんなに応援してもらえることもなかなかないと思うので。応援を力に入るのが好きなので。
「ありがとうございます。たしかにトレランは世の中のスポーツの中でも競技時間がとても長くて応援する側も十何時間も応援し続けるみたいな珍しさがありますよね。今のは選手としてだったんですがほかにはありますか?」
持ってる資格も生かして将来設計していきたいですね。指導やコーチングなども今後行える人材/状態にしていきたいです。そして、もっとトレイルランニングをもっとメジャーにしていくためのアクションを起こしていきたいです。ゆくゆくはオリンピックなんて形も実現できればいいと考えてます。
トレイルランニングの発展に必要なものは何だと思いますか?
「最後の質問です。何かを否定するわけではなくて、もっとこうなったらいいなぁ見たいな物でもいいのでありますか?」
言いたいことありますけど配信されちゃいますよね?笑
「カットもできますよ。笑」
トレランはまだアマチュアの方が楽しむ場面が多いスポーツだと思っています。それは素晴らしいくて批判したいとかではないですが、プロ志向の選手がもっと出てくればいいと思ってます。トレランに関する発信も先輩の方たち以外はなかなか行えていない現状で、もっとうまくPRできる選手が増えることが大事ではないかと考えています。
「難しい部分を表現しましたね。自分も含め若い選手がもっと盛り上げっていければってニュアンスでいいですか?」
もちろん誰かを否定するのではなくて、楽しむだけで楽しんでるのも素敵ですが、もしプロや競技思考で行っていく選手の場合には、という話ですね。今の世の中でサッカー選手などは発信して社会にメッセージを送ったり影響力をもって活躍しているんですが、そこまで行けていないのでトレイルランニングをもっといい意味で影響力のあるものにしていきたいです。
「影響力のあるものにというのはいい言葉ですね。改めて今日はありがとうございました。」
以上
岩井竜太選手プロフィール(Insta@ryuuuuu27)
トレイルランナー/柔道整復師
契約/サプライヤーメーカー
Salomon/KODA NUTRITION/MURB/jaybiad/GONTEX
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このコラムに参加いただいているすべての選手に感謝いたします。
コロナの影響で自粛を続ける世界に少しでも楽しい情報を発信できていればうれしいです。
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